例えば、プラモデルを作るとして、毎日作り続ければ完成までの時間も短くなり
完成度も上がりますが、それは進歩です。
縦軸が成長、横軸が時間のグラフで、リニアに微増しているのが進歩です。

では、成長とは何か。
成長はグラフの折れ方がカクッと変わることを言います。Δの増大です。
積分値で考えると、当然Δ増大の方が面積は増します。

横軸(時間)が戻らない事を考えると、二次曲線的な成長や飛び値などは最高です。

過去を振り返って「あのとき成長したなぁ」と思えるのはどんな機会でしょうか。

僕の場合は以下が思い返されます。
・実験室にこもってなかなか数値が出ない中、徹夜が続きながらも値が取れたとき
・無理だと思っていた山に登ったとき
・仕事の傍らビジネススクールに通い、山のような課題やプレゼンに追われた2年間
etc

これらは大きく2つに分けることができます。
それは「与えられた機会」と「自分で創った機会」です。

組織に属していると、機会はどんどん与えられます。
異動は最も分かりやすい例で、異動は人間の可能性を信じた機会だと思います。

成長の再現性を考えたときに、与えられる機会に依存してしまうと同質的な成長が続き、
時間軸の経過も手伝って熟練度も増してくるので、それまでの人生経験でなんとなく
こなせるようになってきます。やがて進歩も成長もサチり、その状態を停滞を呼びます。

この状態に陥らないためには、かつ成長し続けるには自分で成長の機会を作るしかありません。

毎日多くのHondaの方々と接していると、みなさんの成長意欲の高さを感じますが、
まだまだ先を行きましょう。

オススメは、延長線上にではない挑戦をすることです。
例えば経理の方がFPの勉強をするのではなく、電気工事士資格取得を目指すとか、
例えば流体力学を研究している方が構造解析に挑むのではなく、経営学を学ぶとか。

もう一つのオススメは、外に出ることです。
豊田佐吉の言葉ですが「障子を開けてみろ 外は広いぞ」です。
物理的に外に出ましょう。旅に出ましょう。自分のいる世界に留まらずに。

専門を深めるのは業務です。それは当然やってください。
同時に、自分自身をグンと成長させるためにぶっ飛んだ挑戦をしてみてください。

毎回コーチングの宣伝のようになってしまうのが自分でも気になり始めていますが、
第三者との対話は思ってもいないようなアイデアが湧きます。コーチング、ご活用下さい。

おまけ
一度も行ったことがないところ、想像もつかないところに行きたくなっています。
なぜか直感で浮かぶのは、ウズベキスタン。どうしようかな。うずうず。